MBSE支援

MBSEとは

自動車産業に押し寄せるCASE（Connected、Autonomous、Shared、Electric）の波により、制御システム開発の重要度は急速に増しています。また、それらシステムが提供するサービス機能は、複数の外部システムやサブシステムと綿密に連携しながら実現させる必要があるため、システム開発の状況はますます複雑化・大規模化しています。

そこで、複雑化したシステム開発を成功に導くための手段として、MBSE（Model-Based Systems Engineering）が注目を集めています。MBSEとは、おもにSysMLなどのモデリング言語を活用して、開発対象のシステムを多面的かつ抽象的に表現することでシステム仕様の全体最適化を実現する開発手法です。

MBSE（SysML）基礎教育サービス

近年、多くの企業でMBSEの導入・活用が進められており、先進的な企業ではすでに大きな効果が得られていますが、導入がうまく進められていない企業も多く存在しています。SOLIZEでは、これからMBSEの導入を始めるお客さまを対象に、代表的なモデリング言語であるSysMLの基礎教育サービスを実施しています。

カリキュラム

• 標準期間：
  1日4時間×4日間（期間はお客さまの状況に応じてアレンジ可能です）
• 効果：
  代表的なSysMLダイアグラムの種類と特長、使用ルールを習得し、各種ダイアグラムの読解・作成が行えるようになる
• 内容：
  1日目　SysMLとモデリングの概要、SysMLのダイアグラムの概要、要求図（Requirement Diagram）
  2日目　ユースケース図（Usecase Diagram）、アクティビティ図（Activity Diagram）
  3日目　ステートマシン図（State Machine Diagram）、ブロック定義図（Block Definition Diagram）
  4日目　内部ブロック図（Internal Block Diagram）、シーケンス図（Sequence Diagram）
• 対応実績ツール：
  Enterprise Architect、 astah*SysML（お客さまニーズに合わせて対応します）

特長1．代表的なSysMLダイアグラムの種類と特長、使用ルールなど、基礎をしっかりと習得できる

特長2．SysML作成ツールを利用した実践形式なので、自分でダイアグラムが作成できるようになる

特長3．クルーズコントロールを題材にした演習課題により、実業務に必要な考える力を習得できる

MBSE導入支援サービス

SOLIZEが提供するMBSE導入支援サービスは、ワークショップ形式で実施しています。お客さまの製品のSysMLモデルをSOLIZEと共に作成し、実業務に適用するためのノウハウを習得していただきます。

支援実績

• ADASに関するシステム（衝突被害軽減ブレーキシステム、車線逸脱防止支援システムなど）
• EVに関するシステム（バッテリーマネジメントシステム、サーマルマネジメントシステムなど）

MBSEコンサルティングサービス

お客さまの業務課題を分析しMBSEを活用して業務変革を実現する、コンサルティングサービスを提供しています。サービスの提供形態は「現場常駐型」です。品質向上に必要な技術と変革実行力を提供し、お客さまとSOLIZEのコンサルタントで協働しプロジェクトを推進します。

変革テーマ1．要求の階層化と仕様記述構文の定義による仕様品質向上

要求の階層構造化を行い、各階層ごとに要求仕様を記述する構文を定義します。階層をそろえることで要求の抜け漏れに気づきやすくなり、構文に則った仕様記述により読解を容易にします。

変革テーマ2．システムモデルおよびテスト設計手法の構築

SysMLモデルの作成からテストケース作成までのV字工程全体にわたり、開発をご支援します。

導入事例はこちら

オンデマンド配信セミナー

SOLIZEのMBSE手法をご紹介しています。

• SysML基礎教育と導入支援
  こうやればできるMBSE！SOLIZEのSysML教育と実践支援のご紹介
• 体系的・網羅的なシステム要求抽出
  こうやればできるMBSE！「自動車のブレーキ機能」を題材としたシステム要求抽出の方法
• アーキテクチャ設計とテストパターン作成
  こうやればできるMBSE！「自動車のオートライト機能」を題材としたアーキテクチャ設計とテストパターン作成