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2021.09.01
プレスリリース
トヨタ自動車の復刻部品の製造にSOLIZEの 3Dプリンティング技術が貢献 ~3Dプリンターで「A70スープラ」向けのフロントドアガーニッシュを製造~
SOLIZE株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:宮藤 康聡、以下SOLIZE)は、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)が取り組む「GRヘリテージパーツプロジェクト」において、3Dプリンターを活用して「A70スープラ」向けのフロントドアガーニッシュを製造することを発表します。
トヨタ自動車の「GRヘリテージパーツプロジェクト」は、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というお客様の想いに応えるべく、既に廃版となってしまった補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組みです。
「GRヘリテージパーツプロジェクト」においてSOLIZEは、日本で初めて国内完成車メーカーの純正内装意匠部品の補給品を3Dプリンターで製造することに成功しました(部品の磨き、塗装、塗装仕上げは、トヨタ自動車にて実施)。部品の製造については、「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」が採用されました。
自動車メーカーや家電メーカーなど各種製造業は、廃番やモデルチェンジなどによる本体の生産終了後も、修理や交換用に補修部品を相当の期間にわたり提供するため、補修部品用の多数の金型の管理コストやメンテナンス工数は業界の課題のひとつとなっています。3Dプリンティングを活用して最終製品を製作するデジタルマニュファクチャリングは、柔軟な設計やお客様の需要に合わせた生産体制の実現に加え、金型の管理費用、在庫の保管、物流などに関わるコスト削減、製品ライフサイクルを通じた産業廃棄物や二酸化炭素排出量削減の効果があり、サステナビリティの観点からも着目されています。
SOLIZEは、今後も3Dプリンティングを活用した最終製品製作をはじめとしたデジタルマニュファクチャリングへの取り組みを推進していきます。