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2018.07.06
プレスリリース
SOLIZEがHPの3Dプリンティングソリューションを活用した補給部品管理コンサルティング業務を日本HP社と開始
製造業におけるグローバルな製品開発パートナーのSOLIZEグループ(本社:東京都千代田区、代表:篠原敬一)の100%子会社で、3Dプリンティングによる試作モデル製作および3Dプリンター販売事業を行うSOLIZE Products株式会社(本社:神奈川県大和市)は、HP社の3Dプリンティングソリューションを導入し、本年7月より株式会社日本HP(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:岡 隆史)と協力し、自動車や家電メーカー向けに補給部品の生産や管理に関するコンサルティングサービスを開始します。
自動車や家電メーカーなどは、廃番やモデルチェンジなどによる本体の生産終了後も、修理や交換用に補給部品を相当の期間にわたり提供しています。そのためメーカーは、製品やモデルごとに異なる補給部品の金型や在庫を保管し、お客さまからの注文に備えていますが、多数の金型の管理コストやメンテナンス工数は業界における課題の一つとなっています。
SOLIZE Productsは、データ作成から材料選択、工法提案、品質管理およびエンジニアリングを含めた3Dプリント試作品技術支援サービスを提供しています。この度、造形スピードとパーツ品質に優れたHPの3Dプリンティングソリューションを活用したコンサルティングサービスを株式会社日本HPと協力し開始します。補給部品を従来工法ではなく、「HP Jet Fusion 3D 4200 プリンティングソリューション」で、オンデマンドで直接造形することにより、金型の管理コストやメンテナンス工数を大幅に削減することを目指します。
SOLIZE Productsは、お客さまの補給部品の中から、「HP Jet Fusion 3D 4200 プリンティングソリューション」による造形に置き換えが可能な部品をお客さまと選定し、3Dプリンティングに合わせた最適設計を行った上で造形検証を行います。そして、株式会社日本HPの技術支援のもと、お客さまと共同で最終製品への適用の実装検証を実施していきます。その上で、「HP Jet Fusion 3D 4200 プリンティングソリューション」での造形に置き換えが可能な部品については、SOLIZE Productsによる部品の造形受託や、「HP Jet Fusion 3D 4200 プリンティングソリューション」のお客さまへの導入、運用サポートを提案します。
HP社3Dプリンティングソリューションを活用した補給部品の製造例
自動車のホイールセンターキャップの場合、16時間(後処理工程を除く)で480個のパーツ造形が可能となり、高い生産性を実現します。
「人とくるまのテクノロジー展」での展示
7月11日(水)~13日(金)にポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催される「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2018 名古屋」に出展し、製品開発におけるグローバルエンジニアリングパートナーとして、SOLIZEグループの製品開発支援を総合的に紹介します。SOLIZE Productsは、「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」で造形したサンプルをはじめ、金属造形や樹脂造形のさまざまなサンプルを展示いたします。
「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」に関する情報はこちら(日本HP社のサイトにリンクします)
SOLIZEグループについて
SOLIZEグループは、自動車産業を中心にさまざまな産業において、製品設計・解析、モデルベース開発(MBD)の技術を持ったエンジニアの派遣や受託開発、日本で最大級のキャパシティを持つ3Dプリンター(金属・樹脂)による試作事業や装置販売、さらに、開発や業務プロセスの変革の実行から定着まで行う変革エンジニアリングサービスなど、幅広く製品開発に関わる事業を展開しています。
SOLIZE Productsについて
日本でいち早く3Dプリンターを導入し、28年にわたり3Dプリンティングによる試作モデル製作事業およびサービスビューローとしての実績を活かした3Dプリンターの販売事業を行っています。現在3Dプリンター40台を保有し、国内最大級のキャパシティを有しています。近年は、金属造形によるものづくりにも注力しています。