COLUMN技術コラム
[No.5] 金属3Dプリント特有の水平断面組織
2018.03.15
3Dプリント 金属造形
金属3Dプリントでは、金属粉末を1層ごとに積み上げ、レーザーで溶融させて形作るため、
平面方向の断面にはレーザーの軌跡に対応した金属組織が観察されます。
SOLIZEでは、下記のFig.2、Fig.3のように、一層ごとにレーザーの走査方向を90度直行するように変化させながら造形をしています。
Fig.4では、レーザー走査末端で大きな欠陥があり、溶融部の側部にも欠陥が出ています。
このような欠陥と溶融跡の位置関係で、欠陥の発生原因が推定できる場合もあり、これらの観察結果をもとに造形の条件を調整していきます。